ヨロズヨモヤマ

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見るのが楽しくなる「べっぴんさん」小ネタ・トリビア・意外な意味まとめ(第3週)

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バラック小屋で暮らしても、可愛い服や小物が見え隠れする「べっぴんさん」。画面の細かいところまで、ついつい見てしまいます。ということで、前回に引き続き、第3週での小ネタやトリビアなどをまとめました。

 

ヤニ取り歯磨き「シガマス」が闇市に登場!

闇市に並ぶ不思議な名前の歯磨き「シガマス」。これ実は朝ドラ「マッサン」に登場したものと同じです。ヤニ取り歯磨きは実在するもので「スモカ」という名前でサントリーがかつて販売していました。現在はスモカ歯磨株式会社が販売しています。

 

すみれは明美に過去3回会っていた

外国人が使うおしめの作り方を知っている、看護師の明美。すみれは幼少期に何度か明美に会っていたのですが、全く覚えていません。なぜ明美が自分を憎んでいるのかもわからないまま、すみれが困惑する第3週でした。第4週では、どうやらだんだん明美の憎しみも和らいでいきそうな気配です。

 

エイミーの住む家は、神戸・相楽園にある「旧ハッサム邸」

「マッサン」でおなじみのシャーロット・ケイト・フォックスが演じるエイミー夫婦が住む家は、神戸・相楽園に保存されている「旧ハッサム邸」でした。イギリス人商人のハッサムが住んだ屋敷で明治35年に建てられたものです。2016年10月22日~11月23日の間、特別公開されています。

 

あさや靴店にやって来る主婦たち「商店街シスターズ」の名前と職業の関係は?

すみれに裁縫を習いに来る、近所の商店街の主婦たち。4人組で仲が良さそうですが、なんと「商店街シスターズ」というグループ名で呼ばれていました。共演者の間で自然と付けられた名前なんでしょうか。それをツイートしているのは女優の「いちえ」さん。この方、来週以降に登場する麗子という役を演じます。

ちなみに、4人の主婦の名前と職業には、ちょっと面白い相関関係があります。

家具屋の主婦・・・二鳥千代子(にとり ちよこ)
古本屋の主婦・・・岩波文(いわなみ ふみ)
パン屋の主婦・・・服部綾子(はっとり あやこ)
時計屋の主婦・・・浮島時子(うきしま ときこ)

家具屋=ニトリ本屋=岩波、です。
時計屋が服部で、パン屋が浮島(敷島)だったら最高でしたが、そこは少し遠慮して、あえて逆にしたんでしょうか。

 

闇市のシーンに「御堂筋」「曽根崎」の看板

潔とゆりが暮らす、大阪の闇市。かなり活気のある場所ですが、よく見るとローマ字で「MIDOSUJI」「SONEZAKI」という看板が。地図で確かめると、大阪・梅田の近くの国道1号線沿いのあたりになるのでしょうか。現在はかなり道幅の広いエリアですが、この闇市のセットではあまり広い感じには見えませんね。

 

闇市でニワトリを投げる手はそのまま放送された

第2週の予告が流れた時に既に多くの方が指摘していた、ニワトリを投げる手。これはきっとスタッフさんがニワトリを投げる時に手が見切れてしまったものだと思います。修正されるのかなと思っていたら、本放送でもそのまま放送されていました。まあご愛敬といったところでしょうか。

 

あさや靴店のモデルは、神戸三宮センター街にある「モトヤ靴店」

すみれを何かと助けてくれる「あさや靴店」。モデルは神戸三宮にある「モトヤ靴店」です。ツイートされた地図を見ると、家から子供の足でもなんとか遊びに行ける距離ですね。「モトヤ靴店」の店主・元田蓮さんは、ドラマの麻田さんと同じようにいろいろと助けてくれ、最終的にはファミリアの初代社長にもなっています。

 

闇市に「チーバナナ」という謎なモノが売られていた!

闇市のシーンはよーく目を凝らしていると、不思議な発見があります。これもそのひとつ。「チーバナナ」というモノを売る男。「チー」とはなんでしょう?どうやら「干しバナナ」ではないかという説が流れています。「干し」と「チー」。縦に書くと似ているかもですね。

 

主要人物たちは個性的な眉だった!

イケメン俳優が続々登場する「べっぴんさん」。イケメンたちの溌剌とした演技を見るのも朝の楽しみですね。みんな結構彫りの深い顔をしていますが、眉もとっても個性的。眉も表情とともに溌剌と動くので必見です。

 

「とと姉ちゃん」で使われたホーロー看板が再び登場!

昔懐かしきホーロー看板。今ではあまり見かけませんが、ドラマの中では健在です。これが町の中にあるだけで、昭和!という感じがしますね。今回登場した看板は「ホースゴム」「アポロランプ」。これは「とと姉ちゃん」にも登場していたんですね。

 

希望を示す光が「あさや靴店」に射していた!

映画のようなカメラ、きめ細かい照明が施されている「べっぴんさん」。「あさや靴店」のシーンでも照明のワザが駆使されていました。店主麻田が、すみれにモノを作って売ってみればと提案するところで、陽射しが背後から強く射し込んできて、さあっと明るくなります。まるで希望を視覚化したような照明効果でした。照明ひとつで、雰囲気も大きく変わるのですね。

 

「あさや靴店」はゲタを売っていた!

職人技を生かした革靴などを製造していた「あさや靴店」でしたが、戦後の物不足で、靴を作ることができず、下駄を売っていました。なので、お店の陳列棚にも一切靴が並んでいません。空っぽの棚を見せることで、戦後の窮状を表していました。

 

闇市の元締「根本」は「帰ってきたウルトラマン」だった!

潔たちの動向を陰からじっと見つめる闇市の元締・根本。いかにもヤバそうな感じですが、根本を演じるのは、団時朗さん。この方、その昔は「帰ってきたウルトラマン」の主人公・郷秀樹を演じていました。今でも団さんを見ると、ウルトラマンを思い出す人は多いですね。ちなみに団さんはNHKBS「京都人の密かな愉しみ」にも主役的な人物として出演しています。この番組は今年のATPテレビ賞でグランプリを受賞した、なかなか趣きのある番組ですよ。

 

「マッサン」のマフラーを巻いた謎の男が闇市にしばしば登場!

朝ドラ「マッサン」の主人公・亀山政春が愛用していた、紺のマフラー。これと同型のマフラーをなんと、闇市を歩く名も無き男が巻いています。このマフラー男、一度だけではなく、しばしば登場しています。普通のマフラーより大きくて、結構目立つので、見つけやすいです。

 

緞帳が開くバージョンのオープニングが流れた!

10月22日(土)の放送では、赤い緞帳が開くバージョンのオープニングが流れました。普通は緞帳などは無く、タイトルがどーんと飛び出してくる感じなのですが、こういうゴージャス・バージョンもあったのですね。今後どんな時に使われるのか注目していきたいと思います。

 

月曜には、カマキリがオープニングに登場する!

オープニングには90秒のロングバージョン70杪のショートバージョンがあります。ロングバージョンは基本的に月曜に流れます。ただし、出演者が多い時などは、月曜でなくてもロングバージョンが使われるようです。
このロングバージョン、前半はカマキリが登場して、すみれを不安にさせます。すみれの足取りもカマキリのところでは、つまづいたりしておぼつかない感じです。しかし後半、裁縫箱を手にした瞬間から、足取りもしっかりしてスキップしながら力強く進んでいきます。これは多くの方が指摘しているように、すみれの人生そのものを示していると思われます。まあ結構カマキリもかわいい感じなんですけどね。

 

栄輔はメザシをオシャレに装着していた!

潔と相棒・栄輔は、しばしばすみれのところに、コートに隠し持って、いろいろな物資を届けてくれます。誇らしげに、コートを両手でずばっと開けるのですが、ポケットや服の隙間に工夫して入れています。メザシはなんとひとつひとつ紐に通して、胸ポケットに装着していました。なにかお洒落というか可愛い感じもしますね。

 

繁華街に吊された提灯は「あさが来た」で使われたものと同じ!

派手な感じでキャバレーの前の道に吊された桜の絵柄の提灯と、両端を青と赤に塗られた長い提灯。どちらも華やかというか、ちょっと場末感もある提灯ですが、なんと朝ドラ「あさが来た」でも同じものが登場していたようです。同じ大阪局制作とあって、小道具類は使い回して有効活用しているようです。

 

潔のサイドカー付きバイクは「ロイヤルエンフィールド ブリット」

闇市を颯爽とバイクで駆け抜ける潔。バイクにはサイドカーが付いています。サイドカーって結構危ないようですが、しかしなんともカッコイイですよね。これはどうやら「ロイヤルエンフィールド ブリット」という車種らしいです。戦前に乗っていたバイクはどうしちゃったんでしょうね。

 

日本語ペラペラのマクレガーは「八重の桜」にも出演していた!

「あさや靴店」ですみれの写真入れを買ってくれた、心優しきイギリス人通訳・マクレガー。演じるのはドン・ジョンソンさんです。この方、日本語ペラペラの外国人という役で、いろいろなドラマに出演しているようですね。大河ドラマ「八重の桜」にも宣教師役で出演されていたとのことです。

 

ファミリアでは、西洋式おしめを図解入りで展示している

西洋式のおしめの作り方がわからず、悩むすみれ。昔、明美がレクチャーしているのを、ちらりと見たことはあるのですが、どうやって作ればよいのかわかりません。たぶん今後、明美と和解して、おしめの作り方を伝授してもらうことになると思います。この西洋式おしめ、なんと今回のドラマのモデルの「ファミリア」で展示されているようです。図解入りでなかなか親切ですね。紙おむつが一般的となった現在、こうしたおしめのノウハウは貴重です。

 

朝ドラではおなじみ「鳳凰ビール」が今回も登場!

実際の商品名は使えないので、少し違った感じでネーミングされるドラマの中のモノ。「鳳凰ビール」もそのひとつです。「麒麟ビール」のパロディではないかと推測される方もいます。この「鳳凰ビール」、朝ドラの常連銘柄で、「マッサン」はじめ、いろいろな朝ドラに顔を出しているようです。もう完全に定番になっていますね。

 

栄輔の瞳がハート型に光っていた!

すみれに一目惚れしてしまった栄輔。すみれのあどけない微笑みに、そんなん惚れてまうやろ!状態。よーく見ると、栄輔の瞳の中に、ハート型の光が!ハート型の照明を当てて撮影しているのですね。アイドルのPVなどでよく使われる技法ですが、こんな場面にも使うとは、なんとも芸が細かい!

 

第3週も波瀾万丈の中に、いろいろな発見がありました。第4週もチェックしていきたいと思います!
ではまた!

 

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