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【べっぴんさん(第5週)】見るのが楽しくなる小ネタ・トリビア・その他情報まとめ

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ベビーショップを開店しても多難続きのすみれ達。一方、ゆりも大阪闇市での生活に不安と苛立ちを感じています。試練が多かった「べっぴんさん」第5週でしたが、発見された小ネタ・トリビア、その他の情報をまとめました。

 

 

あさや靴店の奥突き当たりの店が「中華料理店」から「バナナ問屋」に変わった!

現在の神戸・三宮商店街付近と思われる「あさや靴店」。ここを間借りして、すみれ達は「ベビーショップあさや」をオープンしました。「あさや靴店」の周りのお店も映り込むことが多いのですが、気になるのは奥突き当たりのお店。ここに位置するお店はよく変わるんですよね。セットが公開されていたNHK大阪放送局の「BKワンダーランド」での展示では「中華料理店」になっていますね。

しかし、番組では「バナナ問屋」に変貌しています。この当時、バナナは高級品でした。戦後の混乱期なので店の移り変わりも激しいようです。

 

五十八役の生瀬勝久は昔「槍魔栗 三助」の芸名で活動していた!

闇市のボス・根本と対峙した五十八さん、格好良かったですね。演じている生瀬勝久さんですが、デビュー当時はなんと「槍魔栗 三助」(やりまくり さんすけ)という芸名で活動していました。かの有名な「探偵ナイトスクープ」にも探偵役として出演していましたね。
しかし1988年の朝ドラ「純ちゃんの応援歌」に出演する際に、放送上ふさわしくないという理由で、現在の名前に改名しています。ちなみに兵庫県・西宮の出身なので、神戸界隈の言葉はネイティブですね。

 

潔が刑事に殴られるシーン、拳は潔の顔の前を通過していた!

警察の摘発を受け、拘留される潔。取り調べの最中に、正論を吐き、刑事に殴られます。迫力あるシーンでしたが、よーく見ると、刑事の拳は潔の顔の前を通過しています。バレないようにするには、顔の後ろを通過させたほうが良かったかもしれませんね。しかし、潔の殴られた演技も真に迫っていました。昔の取り調べは荒っぽかったんでしょうね。

 

闇市で野菜を売る二人組は漫才コンビ「酒井くにお・とおる」だった!

大阪の闇市で、潔とゆりが営む店の前に座って野菜を売る二人組の男たち。地回りの者たちに目をつけられ、所場代を払うように言われました。とっさの機転で、潔に助けられるのですが、ちょっと気の弱そうなこの二人組、実は漫才コンビの「酒井くにお・とおる」のお二人が演じています。
「酒井くにお・とおる」は兄弟で、松竹芸能所属で1972年結成のベテラン漫才コンビです。「ここで笑わないと、もう笑うトコ無いよ」などの自虐ネタ等が持ちネタです。

 

「ベビーショップあさや」最初の客・麗子を演じるのは、女優の「いちえ」さん

すみれ達がオープンした「ベビーショップあさや」の最初の客は、アメリカ兵と一緒に来た派手な身なりの女性・麗子でした。小さな子がいるらしく、肌着などをいくつか買ってくれました。すみれの100円という言い値にも、「安い!」と言うところをみると、かなり羽振りは良いようですね。

麗子は、すみれ達の店を気に入ったらしく、その後、麗子は友達を連れ添って再び訪れますが、粗野な振る舞いをする友達が店番をしていた良子を責め、そのショックで良子は店を辞めてしまいます。麗子はそのことを気にしている様子。見かけに似合わず、気遣いのある人物なのかもしれませんね。

この麗子を演じているのは、女優の「いちえ」さん。苗字などは付けずに名前だけの「いちえ」さんです。関西を中心に活動されています。

 

すみれの売っていた肌着の値段100円は、現在で1〜3万円くらい!?

派手な身なりの客・麗子に、肌着の値段を聞かれ、思わず「100円でいかがですか?」と答えたすみれ。麗子は「安い!」と言っていましたが、果たして値段として妥当だったのでしょうか?

戦後まもなくの頃は物価のインフレが激しく、変動も大きかったので、現在の貨幣価値と比べるのはなかなか難しいのですが、おおよそ百倍とすると、100円は1万円くらいではないかという意見があります。

しかし当時の公務員初任給が500円前後、現在の初任給15万前後と考えると、300倍くらいになるので、もしかすると3万円くらいの肌着だったのかもしれません。物価はモノによって大きな差があるので、いちがいには言えませんが。肌着で数万円は高いような気がしますが、すみれ製は外国製に匹敵する高級感があったので、麗子は安いと思ったのでしょうね。

一方、大阪の闇市で、所場代としてチンピラたちが提示していた額は300円現在にすると3〜9万円ということですね。店の規模にかかわらず一律300円だとすると、零細な店にはべらぼうな高負担ですね。潔はすんなり払っていたので、納得の範囲だったのでしょうか。

立場の違う人によって、金銭感覚が大きく違うところが見えた回でした。

 

闇市の元締・根本は、毎回、名前テロップが表示されていた!

独特の存在感がある大阪・闇市の元締・根本。今まで何度か登場していますが、今週になってもまだ名前テロップが表示されていた回がありました。強い印象なのに何故?と思いましたが、今までは映る秒数が少なかったので、視聴者が名前を覚えるまで至っていないと判断した結果でしょうか。

しかし、週の後半、五十八と対峙した時などはもうテロップは表示されませんでした。ようやく名前が定着したということですね。

 

チンピラ玉井は、生のタマネギが飲み込めないでいた!

闇市のチンピラ・玉井。最近よく出て来ますね。所場代を巻き上げようと、野菜売りの二人組に因縁をつけるシーンがありました。そこで売り物のタマネギを取って囓る玉井。しかし生のタマネギの辛さがキツかったのか、全部食べていません。情けない・・・。そこはチンピラなんだから威勢良く飲み込んでほしいですね。

ちなみに「淡路島タマネギ」だったら甘くて生でも囓れるよ、というツッコミもありました。

 

明美にクビを宣告した病院幹部は「海原はるか・かなた」の「かなた」さん!

病院をクビになってしまう明美。英語が話せるのに、もったいないですよね。「あんたは独身だから大丈夫だろう」みたいな理由もちょっと酷かったですね。クビを申し渡した病院幹部の男、実はベテラン漫才コンビ「海原はるか・かなた」の「かなた」さんが演じています。「海原はるか・かなた」は松竹芸能所属の、1970年結成のベテランコンビです。

実は、かなたさん、朝ドラ「マッサン」にも出演しています。家を貸してくれない大家の役を演じていますが、毎回なぜに意地の悪い役になってしまうのでしょうか。ご本人は面白い感じなんですが。ちなみに、相方の「はるか」さんは、独特の髪型で有名です。

 

お客が持っていたチョコは「ごちそうさん」で登場したものと同じだった!

麗子に連れられてやってきた若い女の客二人。派手な格好と乱暴な振る舞いで、店番の良子を困らせます。その女性客の一人が手にしていた板チョコ。アメリカ兵と繋がりがあること意味する小道具としてわかりやすいものでしたが、このチョコ。朝ドラ「ごちそうさん」に登場したチョコと同じパッケージでした。衣装のみならず、こうした細かい小道具も使い回して有効活用しているんですね。

 

闇市元締の根本が持っていたステッキは「ごちそうさん」の竹元教授のものと同じだった!

「ごちそうさん」と言えば、ムロツヨシさん演じる建築家・竹元教授が印象的でしたね。竹元教授が愛用していたステッキ、実は今回、闇市元締の根本が愛用しています。グリップの装飾が印象的なので、目に付きます。

 

すみれの子供さくらちゃんは、本名も「さくら」だった!

すみれの子供さくらちゃん。かわいい仕草で大人気ですね。公式インタビューによると、さくらちゃんは本名もさくら(咲桜)ちゃんとのことです。偶然なんでしょうか?オフショットを見ても、とても仲の良い感じが伝わってきますね。 

以上、目の離せなかった、第5週の小ネタ・トリビア・その他情報のまとめでした。第6週も楽しみです!

 

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