ヨロズヨモヤマ

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奈良公園ちょっとマニアックなおすすめスポット10選

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奈良公園は必見スポットだらけ。ちょっとマニアックな奈良公園周辺のおすすめスポットをご紹介します。

 

春日大社・国宝殿リニューアルオープン!

http://www.lmaga.jp/wp-content/uploads/2016/08/houbutsuden.jpghttp://www.lmaga.jp/news/2016/08/14271/

奈良公園のとっておき穴場スポットをぐるりと回ってみましょう。まずは、今年20年に一度の式年造替を迎えた春日大社。奈良国立博物館からさらに東へ進んだ森の中にあります。

世界遺産の春日大社では、国宝殿が2016年10月1日リニューアルオープンしました。現代的な建築意匠を取り入れた展示室が話題を呼んでいます。

国宝殿の展示室概要

・1階<展示室 神垣>
・1階<鼉太鼓ホール>
・2階<大展示室>
・2階<小展示室>
・1階<カフェ・ショップ鹿音(KAON)>

「春日大社の国宝」展開催中

http://www.museum.or.jp/uploads/photos0/x8855.jpg.pagespeed.ic._hOf9YbTZ9.jpghttp://www.museum.or.jp/modules/topNews/index.php?page=article&storyid=3902

国宝殿では10月1日〜11月27日まで、国宝41点、重要文化財4点を一堂に公開しています。国宝「赤糸威大鎧」や「金地螺鈿毛抜形太刀」などが展示されています。

期間限定の御朱印を授与中

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http://www.kasugataisha.or.jp/shun_joho/000854.html

第六十次式年造替の外遷宮を記念して「御假殿ご参拝用」御朱印を授与中です。平成28年11月6日の本殿遷座祭までの期間限定です。20年に一度の御朱印になります。初穂料 300円です。

式年造替特別記念品を期間限定で受付中

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春日大社は今年第六十次式年造替を迎えました。それを記念して、様々な記念品が登場しています。
20年に一度の縁起物です。申込は11月30日までになります。

特別記念品リスト
・奈良人形 福槌(大)・・・32400円
・奈良人形 福槌(小)・・・16200円
・奈良人形 白鹿・・・16200円
・奈良人形 猫(毛抜形太刀写)・・・10800円
・奈良人形 牡丹香合(榎本神社透塀写)・・・32400円
・古材香合 布生橋型擬宝珠香合・・・27000円
・小筆・・・5000円
・春日社 香桶・・・35000円
・卓布(春日社打敷写)・・・21600円
・名刺入れ(春日社打敷写)・・・2500円

申込書はこちらです。

 

月替わりの「万葉粥」が味わえる「春日荷茶屋」

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春日大社には江戸時代から続く喫茶処があります。萬葉植物園正門の隣にある「春日荷茶屋」(かすがにないぢゃや)です。ここでは、なんと月替わりで違った「万葉粥」が味わえます。ちなみに10月は栗・さつまいもの粥、11月はきのこの粥になります。

万葉粥12ヶ月一覧

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http://www.kasugataisha.or.jp/h_s_tearoom/ninaityaya/ninaizyaya2-1.html

1月・・・七草粥(7日からは紅白餅粥)
2月・・・大豆粥
3月・・・菜の花粥
4月・・・桜、黒米餅粥(桜の開花時期のみ、それ以外はよもぎ、筍粥)
5月・・・よもぎ、筍粥(筍終了後は、赤米、小豆粥)
6月・・・赤米、小豆粥
7・8月・・・うす茶粥(7月第2週頃より)
9月・・・小芋粥(第2週頃より)
10月・・・栗、さつまいも粥
11月・・・きのこ粥
12月・・・山芋粥(12月16・17日のみ「のっぺい付粥」)

各1000円 (「のっぺい付粥」のみ1480円)

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/宝物殿・植物園・庭園喫茶/庭園喫茶(春日荷茶屋)/お品書き/万葉粥

「春日荷茶屋」で購入できる、ちょっと変わったおみやげ

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http://www.kasugataisha.or.jp/h_s_tearoom/ninaityaya/ninaizyaya3.html

缶(ほとぎ)・・・春日大社の御神酒を入れる祭器です。1000円
柿ケーキ・・・「奈良のうまいもの」に選ばれたお菓子。1000円
鹿サポータークラブグッズ・・・子鹿のハンカチ、エコバッグ、鹿シールなど

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/宝物殿・植物園・庭園喫茶/庭園喫茶(春日荷茶屋)/荷茶屋について

 

ベートーベン「田園」とともに鹿が集合する「鹿寄せ」

http://www.asahicom.jp/special/news/images/OSK201307260152.jpghttp://www.asahi.com/special/news/articles/OSK201307260189.html

奈良公園の朝の風物詩といえば「鹿寄せ」。飛火野という草原の広場で行われる、鹿の餌付けです。
鹿寄せの法被を着た係の人がホルンを吹くと、鹿が森の中から続々と走ってやって来ます。数十匹が一斉に走ってくるのは実に壮観な光景です。ホルンで吹くのはベートーベンの「田園」。鹿はベートーベンが好きなんでしょうか。理由は謎です。集まった鹿たちには「どんぐり」が与えられます。

 


こちらが「鹿寄せ」の模様です。 

実は、「鹿寄せ」は個人でも依頼可能なんです!

鹿寄せは「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」が行っている活動です。
HP等で告知された日の午前9時〜11時頃に、飛火野において行われます。

実はこの「鹿寄せ」、個人でも依頼できるのです。
公式HPに案内パンフがあります。それによると、

・希望日の1週間前までに事務局に電話で申込(予約は1年前から受付)
・1日1組限定
・料金:2万円
・実施時間:8時〜11時(夏季は8時〜10時)

鹿せんべいも10枚150円で予約可能とのこと。

個人で「鹿寄せ」できるとはちょっと驚きですね。
詳細は「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」までお問い合わせください

鹿のイベント情報 | 一般財団法人奈良の鹿愛護会

 

隠れた紅葉スポット「手向山八幡宮」

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http://narashikanko.or.jp/spot/index.php?m=d&id=55

春日大社から若草山のふもとを通って、三月堂方面へ向かいます。三月堂の手前に神社が見えてきます。「手向山(たむけやま)八幡宮」です。ここは実は「日本で二番目にできた八幡宮」なのです。一番目は大分県の宇佐八幡宮です。東大寺の守護社として宇佐八幡宮から749年に勧請された社です。

https://img.guide.travel.co.jp/article/354/20140910104219/39560AC96D034A6ABBD62E2D0CCA7C1F_L.jpghttp://guide.travel.co.jp/article/6043/

ここは知る人ぞ知る紅葉スポット。境内と東大寺大仏殿まで伸びる長い参道沿いでは、色とりどりの紅葉を鑑賞できます。境内には「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と、紅葉を詠んだ菅原道真の歌碑もあります。

 

二月堂のお茶処で「行法味噌」を味わう

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東大寺二月堂は「お水取り」で有名なところ。お堂の急な石段を登って堂内に入ると、奈良が一望できますね。そのお堂の横に、小さなお茶処があります。「東大寺二月堂南茶所 龍美堂」です。ここは疲れた足を休むのにちょうど良いところです。

店内には大黒様が祀られています

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200年余りも続く「龍美堂」。昔ながらの木の引き戸を開けて真っ先に目に入るのが、大きな祭壇。大黒様を祀っています。さすがお寺の中にあるお茶処だけありますね。

ここだけにしかない東大寺秘伝の「行法味噌」

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お水取りを行う僧の間で千年の長きに渡って伝えられてきた「行法味噌」。修行は行法とよばれ、それを行う力がこの味噌によって増すと信じられてきました。そんなありがたい味噌はここ「龍美堂」でしか手に入りません。牛蒡と大豆で作った甘辛い味噌です。パッケージにはお水取りの絵も描かれています。650円から各種あります。

 

秘密のスポット!? 東大寺裏参道を歩く

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二月堂の長い階段を下った先に、見逃しそうな小道があります。そこは東大寺の「裏参道」と呼ばれている坂道です。ここを通って、大仏殿に行かれます。

裏参道の坂道は、石畳になっていて、たいへん風情があります。道の両側の木々が四季折々の顔を見せてくれます。小川が流れているところもあって、季節によっては沢蟹もいるとのこと。夏はホタルも舞います。趣きあり撮影スポットとしても知られ、奈良景観資産にも指定されています。

下記のブログで裏参道の詳しいルートと四季のようすが記されています。

 

古舘伊知郎も感激した!? 東大寺・戒壇堂

http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/images/07kaidando.jpghttp://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance7.html

大仏殿を拝観すると、だいたいの観光客はそのまま駅のほうに向かってしまうのですが、大仏殿から西に少し歩いたところにある、戒壇堂を見ないで帰ってしまうのはたいへんもったいないです。戒壇堂は、正式な僧としての証しである「戒」を授かるところ。あの有名な鑑真もここで幾多の人々に戒を授けました。見事な表情の四天王立像があることでも有名です。

http://nara.jr-central.co.jp/campaign/adgallery/renewal/_img/index_todaiji-kaidando_poster.jpghttp://nara.jr-central.co.jp/campaign/adgallery/index.html

10月に放送された「お坊さんバラエティぶっちゃけ寺」という番組で、古舘伊知郎と爆笑問題がここを訪れていました。戒壇堂内部は撮影厳禁なのですが、テレビの撮影は許されていましたね。国宝の四天王像の脇ぎりぎりのところで音声・照明機材を長く伸ばしていて、像に当たらないかヒヤヒヤして見ておりました。それはともかく、古舘伊知郎はたいへん感激したようで興奮して喋りまくっていました。しかしここはあまり大人数で行くところではなくて、一人静かに仏像と対峙する瞑想空間だと思います。

「いま、ふたたびの奈良へ。東大寺・戒壇堂」

 

昭和の奈良の姿をずっと見つめた写真家・入江泰吉「旧居」と「記念美術館」

http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1323309144619/simple/111212150218_0.jpghttp://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1323309144619/

国宝の四天王立像は、様々な写真家が撮影していますが、中でも有名なのが入江泰吉と土門拳です。四天王の深い思慮までをも写し取ったような写真はまさに神々しい迫力を持っています。ちなみに写真家の入江泰吉は、この戒壇堂からすぐのところに住んでいました。入江は雨や雪や霧など、天気の悪い日が好きでした。天気が悪いほうが、深みのある表情の寺が撮影できるからです。来客が来ていても、雨が降り出すと、撮影に行きたくてそわそわし出したとのことです。その入江泰吉の旧居が公開されています。戒壇堂正面の坂道の途中にあります。

「入江泰吉記念奈良市写真美術館」

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入江泰吉は風景写真家として、長い間、奈良の四季の表情を撮ってきました。今、彼の作品は奈良公園の東の端にある「入江泰吉記念奈良市写真美術館」に収められています。
ちょっと歩くと遠いのですが、時間があればぜひ訪れてみてほしいスポットのひとつです。

入江泰吉記念奈良市写真美術館

 

秘蔵の無著・世親像が特別公開中!興福寺・北円堂

http://www.kohfukuji.com/gfx/event/00000013.jpghttp://www.kohfukuji.com/event/detail.cgi?event_seq=00000013

戒壇堂から南下すると興福寺のそばに出ます。まだ体力が残っていたら、ぜひ興福寺に寄りましょう。阿修羅像ももちろん必見ですが、実は現在、北円堂が特別公開中なのです。秘仏の無著・世親像を拝観することができます。

http://www.kohfukuji.com/property/cultural/images/ph_111.jpghttp://www.kohfukuji.com/property/cultural/111.html

無著・世親像は鎌倉時代の彫刻の最高傑作と言われています。教科書などにも載っている有名な像ですが、普段は非公開です。拝観期間は11月13日までと短いですのでご注意を。

 

高速過ぎる餅つきライブ!「中谷堂」のよもぎ餅

http://www.nakatanidou.jp/concept/images/title.jpghttp://www.nakatanidou.jp/

奈良公園をぐるりと回って、近鉄奈良駅に到着です。駅の横には「ひがしむき商店街」という変わった名前のアーケードが南に伸びています。電車に乗る前にちょっとこのアーケードに寄ってみましょう。

アーケードを抜けた先のところに、噂の店はあります。高速で餅をつく実演販売で有名な「中谷堂」です。
高速餅つきの動画がアップされたことで、海外でも話題になりました。

 

こちらが噂の「高速餅つき」です。

 

https://resources.matcha-jp.com/archive_files/jp/2016/01/nakatanidou_20160112_a1.jpghttps://matcha-jp.com/jp/3340

販売しているのは「よもぎ餅」。かなり柔らかい感じですね。話のタネに食べてみるのも面白いと思いますよ。

 

以上、ちょっとマニアックな、奈良公園のおすすめスポットでした。「正倉院展」に行かれる方の参考になれば幸いです。

 

カラーでわかるガイドブック 知ってる? 正倉院: 今なおかがやく宝物たち

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初版 古寺巡礼 (ちくま学芸文庫)

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入江泰吉カレンダー2017 ([カレンダー])

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